2017-04-18 Tue
やっとご褒美!!2017年4月16日(日)
二週続けてガスガスの中の登山になってしまっていた。
今週末こそ!と泊まりで計画していたが、土曜は雷雨が来そうだということで日曜のピーカンの日帰りを計画。
この時期、毎年アルペンルートの除雪時期と山の残雪の具合が微妙にあいまって どんな具合かはその時まかせな部分もある。
Bは、三度目となるがAにとってはお初なので期待感いっぱい~!

前夜、大町温泉にて車中泊し 早朝まだ暗いうちに登山口の柏原新道入口に行ってみると すでに駐車スペースに空きがない!!
まあ、しょうがないやと扇沢の駐車場に停める。ここに来るのも久しぶりだな。
駐車場は有料になっていたがそうだったっけ?
登山口まで10分ほど戻る。

何パーティーかが、入山していく。
夏に柏原新道を登ったのは、いったい何年前だったかなあ・・・などと考える。

トレースがついているので、それに従い南西尾根に向けて登る。
前日、途中まで登ったというパーティーの人によると やはり雷雨があり今日リベンジだと言っていた。
Bの天気予報は当たっていたね。

途中、夏道に合流してしばらく行くと 冬道を示すご丁寧な看板が付いていた。
Bが以前来た時には無かったというから、最近人気ルートという事で付けたのかもしれない。

南西尾根に乗ると、ひたすら樹林の中を登る。
気温も低く無いので、上着も帽子も脱いで汗をかきかき登る。

途中、すこし木々の開けたところから稜線が見えてきた!!
素晴らしい~!
青い空と白い雪。ありきたりだけれど、何度見てもこのコントラストには痺れる。

針の木方面

ジャンクションピークに次第に近付いて来たので、稜線に出る前にアイゼンを装着し、ストックからピッケルに持ち替え、上着を着こむ。
樹林から出てちょっとした雪壁が始まる。

ジャンクションピークの直下。
雪面は硬いわけでないので、危険ではないが 斜度があるので ふくらはぎが耐え難く悲鳴をあげる。

上から見ると、こんな感じ。
ふくらはぎがもたなくて、休み休み登る・・・・鍛えなきゃな~
下の方に、扇沢の駐車場が見えた

ジャンクションピークに到着!
爺の頂上が見えた。アイスクリームのようだなあ。

稜線に出ると、やはり風が出てきたが さすがに冬山の風ではないね。
頂上が目の前の、こんな景色の中を進んでいく。なんて素敵なんだろう!
とはいうものの、結構しんどくなり始めてるんですよね(笑)

岩交じりになってくると、薄い雪の下が踏み抜いたり岩だったりと歩きにくくなってくる。
でも、高度が上がるにつて 景色も広がり剣が見えてきた。

左側からの風が、ずいぶんと強くなってくる。
振り返ると針の木、蓮華の奥の方も良く見えてくるように。

ズームで。烏帽子方面かな?

南峰頂上が見えているんだけど、なかなか近付かない・・・
時々の強風に、立ち止まりながら遅々とした歩み・・・

あと、もう少しだ・・・

遂に到着!爺ケ岳南峰。
立山~剣方面がバーン!と広がる。種池山荘の赤い屋根も眼下に。
風が非常に強く、氷片がが強風とともに襲ってくるので痛い事痛い事・・・・

鹿島槍。かっこいいなあ・・・
Bが以前、ジャンクションピークから鹿島槍往復をしたが10時間行動だったそうな。

とにかく風が強く、のんびりできる状態でないので ひたすら写真を撮りまくる。
立山~剣方面

中峰に行っているパーティーも見えたが我々は、南峰でおなか一杯!

再度、カッコイイ鹿島槍

パノラマです。クリックしてね!
(蓮華から立山方面。針の木の右奥には薬師)

あまりの強風で、飲み食いできる状況じゃなかったので頂上は10分程で退散。
下っていくと続々と登ってくる人たちとスライド。

下りは、針の木方面を見ながら

だいぶ雪も緩んできた中、ジャンクションピークまで戻ってきた

ここからは樹林の中に入ってしまうので、爺ケ岳が見えるのもここが最後。
名残惜しく振り返る。ずいぶんと雲が出てきてしまった。
この後、樹林の中をすでにヘロヘロになってしまった足でノロノロと下っていく。

扇沢の駐車場まで戻るのが登り坂だったので、くたびれた足には堪えました(泣)
大町温泉で汗を流し、二人して 久々に心底疲れたねえと言い合う。
大町のスーパーに寄って、駐車場から見えた爺ケ岳。
数時間前に、あの上にいたかと思うと感慨深かった。

タイム:登山口5:10-J.P.8:30-爺ケ岳南峰10:10~10:20-登山口13:45
沢山の登山者が来るだけあって、お手軽に北アの大展望を得られるコースですね。
とは言うものの、今の自分の体力ではじゅうぶんくたびれるルートでした。標高差1200Mくらいあるからね。
それでも、素晴らしい雪山の景色を見ることが出来て 大満足できましたよ。
やはり、雪山が一番好きだなー
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