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奥鬼怒 コザ池沢
2017年9月9日(土)

いくつもの滑床を抱える美渓
P9090015.jpg

9月に入り、ようやく土日の鉄板天気が約束された。
なんと今期の初沢遡行である。

この地を訪れるのは、赤岩沢~魚沢の遡行以来で7年ぶりだ。

当初はのんびりと沢中泊の計画を立てたが、
連日の雨で焚火の火がつかないだろうというAの考えで
日帰りの計画とした。


前夜に夫婦淵温泉に入り野営。
翌朝、明るくなると起床。
0001a.jpg


まず驚いたのは夫婦淵温泉ホテルが跡形もなく消えていたこと。
数年前に閉館したことは知っていたが建物自体が奇麗に
無くなっていたことは知らなかった。

次に奥鬼怒遊歩道が大きく切り回しされていて
ルートが変わっていた。

こんな吊り橋はかかっていなかった
P9090001.jpg


東日本大震災の直後に発生した、
日光地区の大地震(震度5強)の際に、
斜面や遊歩道が倒壊したための代替ルートとなったようだ。

40分ほどで鬼怒川とコザ池沢の出合いに到着、身支度をする。

出合いにかかる細狭3m直瀑
P9090007.jpg

ここは登れないので
滝の右岸に落ち込む鬼怒沼山東尾根の末端を乗り越して
沢床に降り立つ。
P9090009.jpg

しばらくはゴーロの河原を歩いていく。

入渓から30分ほどで滑が現れるようになる
P9090010.jpg

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雨量の多い奥鬼怒は苔が発達していて渓相は美しい
P9090019.jpg

この沢を「奥鬼怒の奥入瀬」と書いてある記述を何かで読んだが、
このような苔の発達と、落葉樹林の景観から形容されたんだろうな。



写真の場所は左岸から孫六沢の出合うポイントだが
出合自体がインゼルの中で、しかも太い流れが右岸側にあるために
注意していないと出合い自体に気付かずに通過してしまう。
0006a.jpg
釣り師に向かって
20cm以下の岩魚は放流せよ!との告看板が足元にあった。


苔むした岩の割れ目から清水が湧き出ていた。
P9090025.jpg

硬度が低い美味しい水
P9090026.jpg

この直後、先行していた釣り師から遡行時の注意を受ける。
水際を避け、水面に影を落とさないように歩いてくれとのこと。
(そんなこと言われたってねぇ!💦)
表面上は承知して先に進む。
それでもルートに行き詰まれば渡渉しなければならない。

奇麗な苔を見つけて写真に収める。
P9090029.jpg

P9090030.jpg

すると釣り師の御仁が後ろから走るように追いかけてきて
我々の歩き方が悪く、岩魚が姿を見せず釣りにならないと文句を言われた。

この時も表面上は謝罪して早足で先に進む。
(てくてく隊)は人間ができているので(笑)

時計を見ると10時近く。
私も昔、渓流釣りをしていた経験があるが
「朝マヅメ」といって沢の魚が活発に捕食する時間帯は
白々としてから8時くらいまでだ。
日差しがトップライトになったら目の前の餌も食わなくなる。

こんな時間まで竿を出しているのは
腕が悪くオデコ(釣果が0)なのか淡水魚の習性を知らないかだ。

まぁ、喧嘩しても何も収益はないので
さっさと引き離した。

コザ池の滝に到着
0009a.jpg


この沢で滝らしい滝は
このコザ池の滝と、この上部にある魚止の滝の二つだけ。

水流右の乾いた場所を登る
P9090034.jpg

低温で透明の水が赤い滑の上を這うように流れる
P9090044.jpg

P9090038.jpg

P9090039.jpg

毎回思うことだが
尾瀬周辺の沢の水はとにかく冷たい。
雪解けの伏流のせいかは分からないが
どの水系の沢に入っても水が冷たく足がキンキンとしてくる。


コザ池の滝から30分ほどで右岸からライヤミ沢が流入する
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この二俣の先に核心の魚止の滝があるので
ここで一本、行動食を採りながら登攀の準備をした。

緩やかな水の落ち込む滑
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しばらく荒れた渓相を進むと魚止の滝のお出まし
0012a.jpg

中間にバンドを持った2段滝で下段は水流左を容易に登った。
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上段はバンドを渡って右壁を登るパーティーが多いようだが
バンド自体が外傾していて赤苔がビッシリと付着している。

考えた末に、ここだけはロープを使うこととして
このまま左壁を登ることにした。
左壁も、滝の落ち口のホールドが乏しく不安定なので
ピトンを二枚打ち込みビレイを取りながら抜ける。

P9090063.jpg

魚止め滝の上部の美瀑
P9090064.jpg

直後に左岸から流入する北沢にかかる滝
P9090074.jpg

この先、地形図とGPSでターニング・ポイントに来たことを確認。
遡行を切り上げてエスケープにかかる。

コンパスをセットして
フエルトソールの沢靴にチェーンスパイクを履く。
これで泥濘や笹の上に乗ってもスリップを防げる。

この写真の左壁を巻いたところから
灌木を掴みながら強引に尾根に上がった。
P9090075.jpg

さらば、日本庭園!!
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尾根に乗ると傾斜は強いままだが藪は薄く歩きやすい
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脹脛の悲鳴を聴きながら進むと
今にも熊が顔を出しそうな大木の祠があった。
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やがて密藪に入り、笹と激闘すること5分。
藪の上部に青空の空間が見えだしたので林道が近いことが解る。

見上げたら屈曲地点のカーブミラーが見えた。
P9090082.jpg

ドンピシャ、屈曲点に這い上がった。
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Aの赤ヘルが昭和の過激派の様相に見えるのは私だけ?(笑)

この奥鬼怒スーパー林道はよく整備されている。
一般車は通行不可なのに奇麗なフラット林道を維持している。

奥鬼怒温泉郷と群馬の大清水を結んでいるので
何かの際は車を通す目的で整備しているのかもね!
などと話しながら歩いていたら、後方からトラックが現れた。

ドライバーから声かけをされる。
このトラックは保冷車で、実は加仁湯旅館のトラック。
資材や食材調達のために大清水に行き物資を積んで帰るところだった。

そうか、鬼怒川を通って宇都宮方面へ出るより群馬の方が近いんだ。


1430mの鬼怒沼山東尾根の林道横断点に来た。
お約束通り、この尾根を下降に使う。

写真の砂利の山から尾根に分け入る
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ここも急だが藪は薄い
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この尾根を忠実に下れば入渓点に下りられるのだが
最期が屏風状の岸壁になる。


この場所から左側の傾斜の緩む場所を狙って
コザ池沢の右岸に降り立った。
入渓点までは100mほどの場所だった。
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タイム:夫婦淵6:46~入渓点7:36/8:00~ライヤミ沢出合9:50/10:05~
    魚止の滝上11:20/11:50~エスケープ地点12:05~スーパー林道12:35~
    1430m横断点13:37~奥鬼怒遊歩道14:28/15:03 ~夫婦淵15:42


※国土地理院の地形図上の表記で、魚止の滝は北沢出合の上部に記されていますが 
  これは間違いです。実際は北沢出合の下に位置します。

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栃木(沢) | 13:06:45 | トラックバック(0) | コメント(0)
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