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北鎌尾根~槍ヶ岳
kitakama 062

9月18日(木)
出発の朝、沢渡の駐車場でタクシードライバーを待たせながら
最後の装備チェックをする。

軽量化のために重いガチャ類は極力排除する。
懸垂はカラビナですることとしてルベルソは装備から外す。
エスケープ用のピトン2枚と長短2本の捨て縄
天上沢下降で雪渓が残っていることを期待して
軽アイゼンとバイルを加えてハンマーは置いていくことにする。

最後まで難儀したのがシェルターだ。
台風14号の動きが気になり
稜線上でビバークとなった際にツェルトを内側から
両手足で突っ張って耐えるのは嫌だ。
結局仮泊に使ったゴアの小型テントをチョイスする。
その代り重量差を小さくするためにエアーマットは外した。


kitakama 002

朝5時半、静粛の上高地を歩きだす。
誰もいない河童橋を横目に黙々と歩く。
特に急いでいるわけではないが自然と歩みが速くなる。
これもソロツーリストとしてのメリットだろうか。

横尾から先は槍沢が綺麗で
kitakama 006

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一の俣、二の俣と渡渉してババ平へ。
ここで水を補給してその先の大曲から水俣乗越への道へ分け入る。

kitakama 009

ここからは傾斜がきつくなり
たっぷりと汗を絞られた。
途中で木イチゴの群生を見つけると
ザックを投げ出してビタミンCの補給だ。

kitakama 014

11時ジャストへ水俣乗越に上がる
kitakama 016

ここで大休止、行動食を摂りながら天上沢への下降ルートを偵察する。

予想を裏切り、沢に雪は残っていない
kitakama 017

こうなると持ってきたアイゼンが急に重く感じる。

天上沢下降口は低木帯の中に薄いトレースがあり迷わない。
踏み跡はやがて尾根に乗り、ほどなく右側の沢床に下りる。

kitakama 020

ここの河原は石が浮いていて歩きずらい。
大石に飛び移るようにピョンピョンと歩くためにとても疲れる。
しかも天上沢に出合うまでがやたらと長い。

やがて左側にモレーンが現れるとその先で天上沢に合流する↓
kitakama 021

出合った所の天上沢は水が流れていたが
北鎌沢出合付近になると伏流となって消える。

北鎌沢出合から北鎌沢を見る
kitakama 022

水は北鎌沢を50mほど上がった所で汲める。
または出合から天上沢を300m下ると湧き出す泉がある。

野営用と翌日行動分の水を3ℓ汲むと
重くなったザックに背中を引かれながら
北鎌沢のコルを目指す。

出合から200m程で直線的に流れ込む右俣を見つけて入る。
左俣の方が線が太く注意していないと
出合を見逃してしまう。
北鎌沢へ入ったらコンパスを見ながら進むと良い。
沢が南西に向き出したら行き過ぎ
既にコースアウトしている。

途中に見つけた岩家
kitakama 024

疲れていたのでマジで泊まろうかと思ったが
考えたらエアーマット持ってないんだよなぁ!

この先は斜度が増す中を半分沢登りみたいに進む。
ルートは良いと言えず落石を起こさないように進むのに苦労する。
やがて真ん中に尾根を挟んだ二俣が現れるがここは右に入る。

その先の二俣も草地帯の狭い右に入る。
左でも行けるが上部が悪い。
右に入ったらほどなく左手に現れるリブに乗る。
そのまま沢を詰めると進退窮まる。
リブはやがて踏み跡になりすぐにコルに飛び出す。

コルである証の慰霊碑のレリーフ
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ここには先人が2張りで幕営中で場所が無い。
仕方なくその上のコルを目指すが
ここにも2人組のパーティーがテント設営中で
顎で上へ行け!と合図される。

トホホホ!
疲れた体に鞭を打って更なる上昇を続ける。
2600mを越えたあたりでかろうじて平らなスペースを見つけて
本日の行動を終わらせることができた。

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タイム:上高地5:30~水俣乗越11:00~北鎌沢出合13:00~北鎌のコル15:20~2600m地点BP16:10


9月19日(金)

夜中にガスが湧いたが雨にはならなかった。
5時前になると北鎌沢出合から行動パターンが同じになった
静岡の単独者が「お先に!」と言って私のテントの横を通り過ぎた。

ゆっくりとコーヒーを飲むと撤収して5時20分に歩きだす。
しばらくは木の根や灌木などを掴みながら体を持ち上げていく。

冬季登攀で歩くことになる北鎌尾根の下部ピーク群
遠くには高瀬湖も見えている
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天狗の腰掛を通過して
先行する単独者には独標のコルで追いつく

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独標
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コル
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互いに単独者であることを尊重して
行動は別々とする。
先に出てもらい10分程おいてから出発する。

独標のトラバースはトレースがしっかりとしていて問題無い。
kitakama 042

山頂から降りてくるリッジを巻いたらトラバースは止めて直登にはいる。
トレースや赤マークに導かれていつまでもトラバースを続けると
独標を巻き過ぎてしまうばかりでなくトラバースそのものが危うくなり
尾根に戻れなくなる。

ここのカンテを越えたら上を目指す
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私はこの浅いルンゼから山頂へ抜けた
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人が立っている所が山頂
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山頂には小さめなテント二張りが張れます
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静岡の単独者としばし談笑する。
北鎌はここから核心に入る。
やはり先に出てもらい
ザックからエスケープ用ロープを出して肩に巻く。

左右が切り立ったルートは忠実に尾根上を歩くのが基本
天上沢側にも千丈沢側にもトレースが見えるが安易にトラバースするのは危険だ
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こんな感じの所のアップダウンが続く
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いきなり岩が切れる。
ここは懸垂以外降りられないかと思うような場所だが
よーく観察するとクライムダウンできちゃったりする。
岩が硬くフリクション抜群なので濡れても登山靴で対応可。

クライムダウンしたフェース
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岩を攀じる先行者
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一時間以上こんなところで格闘していると
やがて左右の傾斜は緩んできてトラバースできるようになる。
その上が北鎌平という場所で気象に問題が無ければ絶好のテン場だ。

槍のビュースポット
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北側から見た槍は大槍小槍の間に二本の孫槍が有り
鋭く天空を突く穂先は目線を釘付けにする。

ここから最後の仕上げに入る。
ルートは複雑になりトレースなどは無い。
いくつもの大岩を巻いたり直登したりしながら
大槍の穂先の直下を目指す。

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やがて穂先の真下にあるチムニー下に出る。
ここにはスリングが下がっていてA0で登ることも可能だが
あまりチムニー内部に入り込まないほうが良い。
上部が被っていて難しくなる。

ここは出だしで右側のカンテの上に
バランスで両足で立つことができれば
その上はガバがあるのでスイスイと上がれる。

チムニーを抜けると
その上15mで山頂祠の東側に上がった。

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山頂には2人の登山者がいた。
時計の針は11:45

よし!今日中に降りられるぞ!!

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タイム:BP5:20~槍ヶ岳11:45~上高地18:40





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テーマ:登山 - ジャンル:趣味・実用

長野(岩) | 18:57:11 | トラックバック(0) | コメント(0)
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